心霊現象

 夜更けにピシっとかパキッとかっていう音がするんですヨ。それがどんどんひどくなっていってミシミシッとかっていうし! うわぁ、ラップ音!? と思ったら、突然本棚がバキーッって…崩壊した。あの音は本棚さんの悲鳴だったんだね…おかげでマンガとか本が床に散乱。片づけようとしたら久しぶりに読んだりなんかして、全然進まないのなんの! おかげで日記書くの忘れてた、エヘ。
 弟から借りた「トライガンマキシマム」と「ヘルシング」発見。こっ、こんなとこにあったのか! まだ返してなかったのか! 読み返してみたら、この二つ、同じ出版社から出てるのね。ストーリー的にも配役も、話は全然違うんだけど共通点があっておもしろかったです。ばかすか人が死ぬとか、血がだぼだぼとか。配役として必ずアマちゃんな子(女の子。セラスにメリルね)がいる。主人公は必ず死にそうな予感(笑)とか。アイが注目したのは配役デス。物語の華ってこともあるけどそろいもそろって似たような子。迷いがある子。主人公のヴァッシュにせよアーカードにせよはっちゃけて常軌を逸してるわけですが、そこで読者に共感を得させるため、あるいは一息いれさせるため、あるいは考えるための「人間一般代表」とゆー役割なのね。一緒に落ちていた「トリニティ・ブラッド」のコミックス版のエステルもそだね。超人の、あるいは人でないものの心理を推し量るのは難しいから、共感を得るためのクッションとしてこのよーな子たちが必ず傍にいるわけだ。そしてはっちゃけている主人公たちは暴走する快感といったとこでしょーか。この少年キングかなにかの雑誌の傾向でしょうか、連載が長いのか、絵がちとしょっぱいわと思ったり<それもいまさらかよ!
 こうやって並べてみると、アイのセレクトといい、対象となったコミックスといい、ある種の定石があるんだねー。思わず自分で「同じじゃん!」ってつっこんでしまいました〜(苦笑)
 その意味ではね、M系やってるメリットっておっきいの。食わず嫌いなしに強制的に目的を定めて買うから。新しい発見が毎回です! ただし最近同じ傾向の本が新刊で続いてるのでちょい食傷ぎみ。もっとエモーションプリーズ!